moKA通信

欧州~北欧一人旅’08 vol.6 

■11日目 5/15 木

前日の夕方出発したフェリーはまもなくフィンランド到着。
デッキに出ると陸が見えてきました。

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朝10:00上陸。
ホテルのチェックインまで時間があるので、行きたいポイントを廻りながら
市街地まで歩くことに。
ただ、ストックホルムを発った時点で、僕の荷物はスーツケースに入りきらず
現地で調達した簡易バッグも既にパンパン!
しかもガラス製品や食器のワレモノ多数・・・(ようするにお土産の買いすぎです)
でもめげずに街並散策を兼ねてひたすら歩くのでした。。。

最初に向かったのは、「かもめ食堂」。映画で撮影に使われたカフェです。
(実際はSUOMIという名ですが、日本語で書いてある!)

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他にも美術館に寄ったり、ショップに寄ったり。。。
アエロというショップはミッドセンチュリーの巨匠エーロ・サーリネンの
家具をはじめ、フィンランドファニチャーを扱います。

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そしてどんどんフィンランドが生んだ建築家、アアルトの息がかかった?
ゾーンへ進みます。
SAVOYは1937年創業の高級レストラン。
アアルトも顧客リストに名を連ねていたそうです。
皆さん見たことがあると思いますが、「サヴォイベース」(iittalaで販売されている)は
この店のためにアアルトが湖イメージしてデザインしたものなんです。

せっかくなのでランチをしよう!とビルの8階へ上がるとドアの向こうは
格式高い雰囲気。
現地セレブの方々はこの寒いのに、ほとんどが外のテラス席で食事を楽しんでいる。
(唯一中で食事をしていたのは、日本人の新婚らしきカップルでした・・・)

お店の人に断ってインテリアの写真を撮らせてもらいました。

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各テーブルには、そのサヴォイベースが置かれていました。

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帰り際に I’m grad to meet the AART design.ってな会話をしてたら、
ウェイトレスが奥のスペースにあるサヴォイベースのプロトタイプが並ぶ
ショーケースに案内してくれました。
(高さが1mくらいあるものも・・・はじめて見ました)

あとで冷静に計算したら、ライトランチコースにビール1杯で、1万2千円。(もちろん一人で)
でも、サービスもよく、アアルトも通った店にもこれたし、よかったかな。
これまで、ずっと質素な食事ばっかだったから・・(アムスのオークラで以外は)

そしてホテルで荷物を身軽にして、引き続き街へ。

国立現代美術館「キアズマ」は1998年にオープン。
設計は米国人建築家スティーブンホールです。
館内に入ると、吹き抜け空間をスロープが緩やかにカーブを描き、トップライトからの
間接光が壁のテクスチャーを際立たせる。
近づいてみると、壁は杉板型枠のようなコンクリート打放し。
右の写真は、テーマ別の各ゾーンのゲートはデザインもグッド。
近づくとこれ全体が自動で開きます。

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収蔵作品も立体あり、デジタルアートありでなかなかよかった。
色んな国や都市に出かけて、美術館に訪れその作品も建物も見るのは
必須なんですが、特に現代アートをどれだけ扱うのか、作品の構成や質がどうかは
自分の中ではポイントです。。。

これはキアズマの外観。

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これ郵便局。
アムスでもそうでしたが結構斬新なデザインです。

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こちらは岩の中にすっぽり埋まっているかのような「テンペリウオ教会」。
岩を自然の形に保とうというコンセプトのこの建物は、設計コンペで
ティモ&ウモ・スオマライネン兄弟の作品が採用されました。
内部は荘厳な印象です。

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そして今回の旅のメインといってもよかろう、「アアルト」設計の建物をいくつか。

こちらは「フィンランディアホール」。コンサートホールです。
残念ながら内部には入れませんでしたが、近づいてみると、外壁の大理石のピースが
ひとつづつ湾曲した表面で、馬張りになっています。
北欧の空と周囲りのグリーンに、白い外壁がよく映える。

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アカデミア書店の中には、アアルトの名を冠した国内唯一のカフェ
「カフェアアルト」があります。

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■12日目 5/16 金

とうとう観光も最終日。
アアルトの真髄に迫ります。

まずはヘルシンキ工科大学へ向かいます。
バスターミナルから市バスで30分。
巨大なキャンパスにはアアルト設計の建築が並びますが、メインはオーディトリアム
でしょう。
この扇状のフォルム。内部はそのまま講堂のデザインになっています。

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近づいて外装を見ると、タイルではなくレンガ。
ちょうど補修工事中らしく、そそくさと下から覗き込んでみると、
レンガが躯体外のカーテンウォールになっていました。

学生会館やライブラリーも中に入って、ディティールなんかを観て廻りましたよ。
これは研究室棟の間のアトリウム。

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大学をあとにし、市内に戻ったあとは、「アアルトのスタジオ」見学へ向かいます。
トラムで移動し、湖沿いの閑静な住宅街。
少し迷いましたが発見。
12:30ジャストにガイドツアーが始まるのを前に、既に建築オタクが数人
待っていました。(自分も含めまして・・・)
※特に予約は不要で直接その時間に行けばOKです!

道路からみる外観は塀に囲まれて、その様相は伺えず、まだ時間があったので
グルっと裏手に回ってみました。

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敷地は高低差があるため、低いゾーンとから玄関を入り、同じフロアには
キッチンと食堂。階段であがるとアトリエがありますが2階というわけでなく
グラウンドレベルにあります。
現在はアアルト財団の事務所として機能しているだけですが、当時のままデスクが
並び、ミーティングスペースの光の取り入れ方などは参考になりました。

下の写真のコミュニティスペースは中庭に面しており、上の写真が外からみたそれです。

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その中庭は、扇状のシアター風に作られており、奥の白い壁に向かって
クライントを集め、プレゼンに使ってたりしていたそうです。  
こんなオフィスで働きたいですね!というか日本でデザインしてみたいですね!
(つくるなら軽井沢あたりかな・・)

次は「アアルト自邸」。
こちらもきっかり、14:00オープン。
時間まで、寒いのに外をうろうろ、住宅街を観察します。
開く頃に戻ると、日本人の女の子が一人で来ていました。
あとで少し話をしたのですが、ヘルシンキ郊外の学校へ、木工のデザインを勉強しに
1年間留学に来ているとのこと。

そして、これがアアルトが過ごした家です。

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内部もアアルトらしい北欧のデザイン。
光の取り入れ方や、木の素材感。日本人にも受け入れやすいカンジですね。
可動間仕切りや、キッチン、ダイニング廻りには、収納の仕方に色々小細工が
してあります。ペンダントの照明器具はおそらくオリジナルのデザインでしょう。

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ところどころに床から天井に貫くスチールのパイプがあり、ガイドに聞いてみると
ストラクチャーとのことでした。
鉄骨と木造の混構造ってところでしょう。

フィンランドという国は、20世紀の前半までスウェーデンやロシアにずっと
支配されてきた。それまでは著名な建築家もほとんどおらず、戦後の近代国家の中で
アアルヴァ・アアルトが、建築デザインの礎を築いたといえます。
一時期は世界的ブームのモダニズムに傾倒しますが、祖国に立ち返り、自然や環境との
融合をより重要視するようになっていったようです。

■13日目 5/17 土

朝ホテルをチェックアウトし、ヘルシンキ空港へ。
飛行機からフィンランドを見下ろす。湖多いですね。

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旅の間ずっと日記もつけていて、レポートはこれでおしまい、と思いきや。
トランジットのパリ・シャルルドゴール空港でちょっとした出会いが!

セキュリティの列に並んでいると、おそらくビジネスの列に一人の日本人男性。
背後からうかがうに・・・なんと伊藤翔では!?
距離が近くなったので、声をかけるとやはり本人。
その場は、列も進むので二言、三言会話をしたくらいでしたが、しばらく経って
NAGOYA行きのゲートへ行くと、彼が座っていて、「隣どうぞ」っていうから隣の席へ。
ボーディング待ちの間、結構長い時間話をしました。

去年中京大中京高を卒業してフランス2部リーグ・グルノーブルに入団したあの!
(もちろんフットボールネタですよ・・・)
在校中から、ベンゲルの目に留まり、アーセナルで練習にも参加し、いざフランスへ。

大黒や松井や、森本とも親交があるみたいです。
来期も残留で、チームは1部昇格が決定。
活躍すれば、スポルトのマンデーフットボールで取り上げられるかもね~

地元から世界へ!ほんと頑張ってください!って応援しました。
よく考えたら、彼19歳、僕38歳、ダブルスコア?ですね。
最後にサインをもらい、写真も一緒に撮りましたよ!

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出だしからハプニング、途中でもアクシデント、ほんと苦難が多かった今回の旅行。
スタッフには仕事を任せっぱなし、取引先やお客さんには打合せを空けてご迷惑も
お掛けしました。
なにより妻、子供も置き去りに、僕の勝手な好奇心を尊重してくれた家族に感謝です。

色々観たり、体験したりできて本当によかった!
ありがとうございました。
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by mokadesign | 2008-05-27 18:59 | 旅行